昨年7月の市議会議員選挙から本日で丸1年を迎えることになります。いまお配りしている市政報告チラシにも記載していますが、議会活動の中心は市民の皆様からの声をできる限り、本会議や委員会の場で行政に届けることだと考えております。
1年を迎えて、未だ未だ日々精進だとは考えておりますが、これまで9月から始まった4度の定例会のなかで、2回の本会議場での質問の機会をいただくことができました。また委員会においては観光文教委員会(2014年4月から水道部門は建設委員会へ)においては5回、2014年からの市民環境委員会では先日24日にも質問をさせていただくなど、精力的に議会活動をさせていただいております。
先般の奈良新聞では新人議員のこれまでの質問回数が何回であったかが記事に掲載されておりましたが、私は回数の多寡ではなく、議員が取り上げた課題がどれだけ深くその問題点や今後の方向性を指摘しているかが問われるべきであると考えています。
市長も議員もともに同じ奈良市民の皆さんから選出いただいた代表者です。ただ、市長には行政機関の強大な予算執行権がある一方で、私たち39名の議員には、その予算や決算の議決権が与えられており、その審議には適切に取り扱われているかをチェックし、時には行政に提言していくことが求められています。
2年目の議員活動を迎えるにあたり、選出いただいた地域の街づくりの発展のみならず、市全体に関わる様々な分野での課題を共有しその問題点と解決策を市民の皆さんに提示していく必要があると考えています。とくに当面の課題とされている市全体の問題は、環境清美工場の移転問題、そして斎苑の移転問題です。両者ともに施設の老朽化が進んでいる一方で、移転候補先の地域の方々との折衝が前に進んでいないのが現状です。
とりわけ、斎苑に関しては都祁・月ヶ瀬地域を合併した際に発行が許されている合併特例債の発行期限が迫っており、決して猶予期間は長くありません。幸いに6月から同問題を所管とする市民環境委員会の委員として6月から選出されましたので、市長が今後定められた期限にいかに地域の方々との合意を得られるように解決策を提示していくのか、私も委員の一人として注視していきたいと考えています。
その2へ続く
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